中央大学法曹会

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会長挨拶 2015年08月05日

 平成27年5月22日の定時総会において中央大学法曹会の幹事長という栄えある立場に選任されました山﨑司平です。昭和49年3月の卒業で司法修習31期です。所属は第二東京弁護士会です。
 中央大学法曹会は,昭和26年6月に発足していますので,平成27年度が64年目で平成28年度に満65年を迎えるという伝統のある団体です。平成26年からの学校法人中央大学の深澤武久理事長は,元最高裁判所裁判官・元日本弁護士連合会副会長そして元東京弁護士会会長を歴任された中大法曹会を代表される方です。また,平成27年からは元日本弁護士連合会会長や元東京弁護士会会長を歴任された山岸憲司先生が評議員会議長に就任されています。中央大学の学員会=同窓会は,地域支部・年次支部そして職域支部に大別できますが,このような方々を輩出して学校法人中央大学や学員会に貢献している中央大学法曹会は,職域支部の雄というべき存在であると自負することが許されると思います。
 中央大学法曹会は,①母校中央大学の興隆に寄与すること,②司法の発展,法曹の向上,法学の進歩に寄与すること,そして③会員の親睦を図ることを目的に掲げています。この目的達成のために,法科大学院や法学部への実務家教員の推薦・派遣,法科大学院のエクスターン生の受け入れ,各種勉強会への支援,裁判傍聴会の実施等,現役学生を支援するための活動をしてきました。これからも,時代の変化に即応した諸活動を実践することが必要であると考えています。
 ところで,かっては「法科の中央」,「中央の法科」との名声を得ていました。法科大学院になって,合格者数はそれなりの地位を占めるようになりましたが,合格率に目を向けると現役生の奮起を期待したいところです。深澤理事長は,今後の10年を見据えた中長期事業計画を平成27年秋にも公表される予定ですが,学部の数や入学志願者数を他の私立大学と比較した場合,我が中央大学が大きく立ち後れている現実を認識せざるを得ないのは,誠に遺憾です。新学部の創設や都心展開等,従前から主張されてきた提言が確実に実現されることが望まれます。
 私たち中央大学法曹会は,裁判官・検察官そして弁護士という,法律家の集団です。母校中央大学の興隆に寄与するという法曹会の目的の一つは,法学部や法科大学院の興隆に寄与する側面から各種の活動を実践していくことが大切であると思います。組織は人と資金から成り立つと考えていますが,会員相互の親睦を深めることが活動の原点になると思いますので,会員の皆様のお考えを聞きながら「楽しい法曹会」を実現できるよう,微力を捧げる所存です。忌憚のないご意見をお聞かせ下さい。宜しくお願い致します。 
中央大学法曹会 幹事長
山﨑司平