中央大学法曹会

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支部報告

2014年03月03日中央大学法曹会福岡支部報告

「建白書」 支部長 湯川久子

かねて購読していた中大の学生新聞「中央キャンパス」平成18年9月号に,富山県の卒業生11名が理事長宛「公開建白書-先ず法学部を都心に-」が,次いで同年11月号に,中大卒業生で娘も法学部に在学中の母親の「中大鈴木敏文理事長への手紙」が掲載された。いずれも母校中央大学のことを憂い「都心回帰が焦眉の急である」ことを訴えたものだった。

私も全く同感だった。九州の血が騒いだ。福岡支部の役員に「『建白書』を私たち弁護士も書きましょう。草稿は私が書くから推敲してほしい」と諮ると,皆も思いは同じだった。有志で書くことに決まる。

平成19年1月30日,鈴木敏文理事長宛福岡県弁護士13名の『建白書』を書き送った。大学の永井和之総長・学長及び中山正暉学員会会長にも送付した。

『建白書』は,「中央キャンパス」同年2月号に掲載された。新聞の反響は大きかった。その大部分は法律家以外からだった。大学OB全員の関心事だったのだ。

渾身こめて書いた3000字に及び『建白書』を,ここに全部書き写せないのが残念だが,法学部の都心回帰は,中大卒九州の全弁護士の願いである。もう一度駿河台時代の法学部に戻したい。

「中大法曹九州・山口」の絆結ぶ

「都心回帰」を願っての『建白書』の反響に気をよくした福岡支部の役員ら,「平成19年の支部総会は九州・山口に広げよう」と,まず熊本の紫垣弁護士に相談すると気持ちよく引き受けて下さった。

平成19年7月21日(土)「第1回中央大学法曹九州・山口大会(熊本大会)」。昼は,「阿蘇ゴルフ組」と「柳川川下りと鰻を堪能する組」に分かれ,永井先生と私ら福岡3名は川下り組に参加。

午後7時「熊本キャッスルホテル」で開会。東京から永井総長・学長他2名,こちらは沖縄,鹿児島,宮崎,長崎,山口,福岡,熊本の総勢40名。宴たけなわとなり,鹿児島の集団選挙違反事件で全員無罪をかちとった弁護士が,中大法曹だったことで拍手喝采。するとその弁護士が,学生時代学長室を占拠し部屋をメチャメチャにした猛者の1人だったことを白状,「大学に何とお詫びしていいやら。永井先生すみませんでした」と頭を下げられるのに一同爆笑。水俣訴訟の弁護団長だった熊本の先生の話には一同しんみり。終わり近く「来年は宮崎が引き受けたよ」と高々と手が上がった。すると「宮崎の次は沖縄ぞ」と大きな声。開催地が再来年まで決まるとは。母校中央が浮上するような予感がした。

平成20年5月31日第2回(宮崎大会)は「宮崎観光ホテル」で開催された。出席者40名。この会は家族同伴も歓迎,親孝行組,仲良し夫婦組の照れた笑顔が素敵。翌日のゴルフ大会も晴天,楽しい1日だった。

平成21年6月27日第3回(沖縄大会)は「ロジワールホテル沖縄」で開催。総勢50名,「中大卒ではないが真法会の答案練習会を受けた仲間だから準会員だ」と,私の年来の友人大城,中村両弁護士の参加を認めて下さり感激,沖縄は優しくておおらかだ。宴の終わり近く「来年は山口が引き受けた。3月「ふく」を食いに来いよ!」「頼んだぞ」。今年も幸先いい。翌日ゴルフ組14名,観光は各自で。私は4泊し,中村弁護士夫妻に勧められるまま,渡嘉敷島で体験ダイビングをするなど,旅と友情を満喫した。

平成22年3月13日第4回(山口大会)は下関市の「下関マリンホテル」で開催。メインは下関名物「ふく」,それに「あんこう」と「くじら」も。海の珍味づくしを堪能していると「来年は鹿児島が引き受けた。新幹線で来いよ!」と声が上がった。気持ちよい連携プレー,来年も来たいという気にさせる。お土産の「あん肝のみそ漬」は絶品。翌日はゴルフ組と観光組に分かれ,ともどもゆったり旅を楽しんだ。

平成23年4月23日第5回(鹿児島大会)は霧島温泉「旅行人山荘」で開催。広大な散策林,温泉も景色も食事も人もすべて満点。食事の前露天風呂「鹿の湯」に入る。客は佐賀の桑原弁護士夫人と私だけ。宴会場の窓からの景色は,雄大まるで天空にいるよう。そして豪華な御馳走。ところが宴が終わり近くなったが次の開催地が決まらない。「佐賀は,来年秋に人権大会を引き受けているので駄目です」と安永次期弁護士会長。中大卒6名きりの後輩を思いやっているようだった。

私は温泉で,若手弁護士たちがやる気になっていることを聞いていた。「先に温泉で桑原先生の奥様から話をお聞きしました。若い弁護士さん方は引き受ける気持ち十分です」。

平成24年3月17日第6回(佐賀大会)は嬉野温泉「和多屋別荘」で開催。ここも一流の老舗の宿,どこも手頃の料金で高級旅館やホテルに1泊できるのだから有難い。

最後は,互いに手を繋ぎ大きな輪になって中央の校歌と惜別の歌を歌う。来年は福岡が担当することになるだろう。

「中央は面倒見がいい」とよくいわれるが,「魅力」となると,早稲田・慶応には遠く及ばない。「中大は資格を取るだけの大学」と酷評した卒業生がいた。母校愛のない大学は衰微する。今回九州・山口を廻って,私は母校愛あふれる「魅力的」な人たちと出会った。「魅力」ある人は,相手をほっこりさせ又会いたいと思わせる。中央大学も都心回帰して,「魅力ある中央」といわれるような大学になってほしい。

投稿日時:2014年03月03日

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2014年03月03日中央大学法曹会大阪支部報告

幹事長 桑原 豊

中央大学法曹会大阪支部は、平成25年7月現在、名簿登録者数242名で、幹事会のほか、年1回の総会を開催し、会員の皆様との交流を図っています。

昨年は、平成25年7月19日(金)に多数の法曹三者の参加を得て、総会を行うとともに、講演として「裁判員裁判四方山話」と題するお話しを、会員である島田一氏(大阪地方裁判所第7刑事部部総括判事)に行っていただきました。

その後、ご参加いただいた幅広い期の皆様方との懇親会を開催し、会員相互の交流を深めました。

懇親会では、中央大学校歌とともに、惜別の歌を皆で合唱しています。

今後とも、会員相互の親睦を図るべく、充実した活動を行いたいと考えております。

多くの会員の皆様の参加をお願い致します。

投稿日時:2014年03月03日

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