法廷傍聴会・無料法律相談会
2013年10月30日法学部生を対象とした法廷傍聴会報告
中央大学の法曹会の法職教育検討委員会では、中央大学の法学部所属の大学生の皆さんを招き、東京地方裁判所の刑事法廷傍聴会を開催しております。毎年1回10月下旬に霞ヶ関にあります弁護士会館に集合していただき、事前に弁護士が傍聴についての説明をした後、班に分かれて生の刑事事件を見てもらいます。
平成25年は10月30日(水)に実施致しました。大学1年生から4年生までの学生35名に参加していただきました。あらかじめ東京地方裁判所の担当部局に法廷傍聴の申入れをした上で、当法曹会の6名の弁護士が引率し、2班に分かれて傍聴しました。1班は詐欺罪の第1回公判を傍聴してもらいました。2班は常習累犯窃盗の第1回公判を傍聴してもらいました。今年は常習累犯窃盗の法廷にて、裁判官と検察官が事件後に他の傍聴人を退室させ、我々に対して刑事裁判官の仕事ぶり、検察官の仕事ぶりを含め、事件の内容に及ばない限りでの解説を30分ほどしていただきました。
その後、各班とも弁護士会館に戻り、会議室において昼食を取りつつ引率の弁護士から事件についての解説や意見交換をしました。
参加した学生の皆さんからは、「今まで机の上でしか知らなかった刑事手続きの流れを生の事件として目の前で見たことで強い衝撃を受けて感銘を受けた。」「また、裁判官、検察官、弁護士のそれぞれ仕事に対する熱い思いを聞き、やりがいを感じた。」「自分もぜひ法曹になりたい。」という大変熱意のこもった感想をいただきました。
私たちは今後も毎年一人でも多くの学生の皆さんに法廷傍聴をしていただく機会を設けたいと考えております。是非法曹の現場を見て、体験して欲しいと願っております。
投稿日時:2014年03月03日